私塾の学校化

増田先生、そこはやはり、外国の有名大学を引き合いにだすだけではなく、同志社や早稲田や立命館がどうやって民間の「学校」を創り、「大学」になったか、という話をもちだすのがいいんじゃないでしょうか。

揚げ足取りじゃない。

「大学」は、国家より古い既得権を認めさせた、というだけじゃないし、外国の国家制度を輸入する一環だっただけでもない。国土のなかに何かが生まれちゃったときにそれをどうするか、という話を含むはず。私学は私生児や混血児で「イレギュラー」なのか、みたいなことですよね。

公共は民間の折衝の集積でもある、というのは、昔調べていらっしゃった「英米型コピーライト」の話にも出てきますよね。日本にそういう動きがまったくなかったかのように考えてしまうと、新宗教の問題も十分に語れなくなりそうだし。