意志と表象の世界

新聞記者が文化学者の言う通りに書かないのは、学者が思うほどには世間がモノと紐づかない意志と表象、ましてやシミュラークルを信じていないということで、むしろ現場はまだまだ健全ということだと思う。

世間に無理に意志を通そうとすると、「役割語」の金水先生が「あまちゃん」便乗本を出す、みたいなことになるわけで(笑)、世間は、そんな仕事より、大河ドラマの幕末鼓笛隊の音楽考証の先生を信用する。

吉田センセは、ゲームのことをやっていて、それはいいんだけど、やっぱラノベの監修とかできるところがスゲー、なんじゃないだろうか。世間的、新聞的には。

大学・研究所のミッションとしては、でかい一発を当てないとマズイのだろうか。