承前:それでもワークショップに参加したい勤勉なあなたへ

あなたはおそらく病的なまでにどうしようもなく勤勉なタイプなのでしょうから、12月7日までにやるべき課題を授けます。

音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ

音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ

  • (1) 上に掲げた書物を、連名の二人の著者の他の著作と比較して、それぞれの著者の執筆分担の実態を具体的に推定しなさい。
  • (2) 本書刊行当時の二人の著者それぞれの地位・知名度等を確認して、なぜ(1)のような分担になったのか、あなたの考えをまとめなさい。
  • (3) 本書における二人の著者の関係と、今回のワークショップのテーマと予告されている佐村河内守/新垣隆の関係を比較して、共通するところ、異なるところはどこなのか、まとめなさい。
  • (4) 以上を踏まえて、もし、あなたが本書の二人の著者の両方もしくは片方と直接会う機会があれば、当事者の見解を取材して、その結果を公表しなさい。

以上

ワークショップの課題を深く理解するための格好の予習になりそうでしょう?

まもなく本書刊行から10周年ですし、奇しくも今回のワークショップには、洋泉社からいくつもの話題作を刊行している鈴木淳史さんが参加されるそうですから、偶然とはいえ、何か特別なご縁なのかもしれません。当時の洋泉社にどういう人がいて、どんな出版社だったのか、鈴木さんに取材するのも吉。