(それが大事、というか、それでいいのだろう、という気づきを得たのでメモ。)
伝記調査って、結論だけを取り出すと、「なんだ、そんなことか」となることが少なくない。
「作者」に対してザワザワ、ドキドキするような、オーラなのかもしれないものを感じているうちは、「歴史」として生乾きなのだろう。
「なんだ、そんなことか」と安定・平衡するポイントを見つけるために手間暇かけた調査という手順があって、「なんだ、そんなことか」と安定・平衡するポイントに立つところから、アウトプットとしての「作品」への本当の意味での敬意とか、古典として向き合う、みたいなことが始まるのかもしれぬ。
「衝撃の新事実」みたいのを喧伝するのは安物の興行師と考えて差し支えない。
さて、彼らはこれからどうするのか。