垣岡敦子ソプラノリサイタル

いずみホール。しっとりと美しい声の持ち主で、アリアも歌曲も、丁寧に勉強しておられることがわかる演奏会でした。

ただ、思い詰めたような嘆きの表情というのは、迫真の演技に見えて、案外、すぐにできてしまうもの。それ以外の表現の広がりが欲しい気がしました。

ヘンデル、ベッリーニ、マスネー、グノーのアリア。ロッシーニ「ヴェネチアの競艇」、フォーレ「夢のあとに」、デュパルク、プーランク「愛の小径」。