山根亜紀ピアノ・リサイタル

バッハ「フランス組曲第2番」は、歌心があって、上品な演奏。

リスト(「物思いに沈む人」、「ダンテを読んで」)、ムソルグスキー(「展覧会の絵」)は、重く強い音を意識しすぎている印象を受けました。「強さ」が前面に出て、音楽の流れや、音の色彩感が消えてしまって。正直言って、無理にヘヴィーな曲を弾くことはないのでと、傍目には思えるのですが。(イシハラホール)。