大フィルあれこれ

先頃の大植英次・大阪フィルの定期&東京定期の「田園」&「春の祭典」。このコンサートの意義の半分は、もはや“関西マター”ではなく、9年間大阪でお預かりしていた大植さんを東京の皆さまへバトン・タッチいたします、どうぞよろしく!ということだと思いますが、日経大阪版に近々評が出る予定です。

来月の大フィル定期は、プロフェッサー大山平一郎によるドイツ・ロマン派概論講義、という感じですね。

大フィルは言うまでもなく大植さんが一枚看板で、ここ数年、他の定演には海外の若手・中堅指揮者が登場。そして今年度は、そういう「フレッシュさ」だけでなく、エリシュカや、実現叶いませんでしたがボッセ(ご冥福をお祈りします)のようなベテランの指揮者の公演も組まれていました。年度の最後がウェーバー、ベートーヴェン、シューマンなのは、バランスとして良い感じ。

(「オベロン」、ピアノ協奏曲第4番、「ライン」交響曲というのは、ドイツ音楽だけれども北ドイツ系のメランコリーや疾風怒濤ではなくて、わたくしの好みなどどうでもいいですが、ちょっとワクワクします。)