大阪音楽大学付属図書館大栗文庫の所蔵品展示

7月から、大阪音楽大学学内に付属図書館大栗文庫の所蔵品展示スペースができました。

当面、大学エントランススペースに設置して、現在改修工事中のザ・カレッジオペラハウスが10月にリニューアルオープンしたら、そちらのロビーでご来場のお客様にご覧頂けることになるようです。

田嶋記念大学図書館振興財団様からの助成を受けて、立派な展示ケースを購入できたおかげです。

大阪音大の大栗文庫は、大栗裕が亡くなった翌年に朝比奈隆を代表に立てた関係者の呼びかけで遺族・各団体から遺品資料が大学へ寄せられたのがはじまりで、歴代図書館スタッフの方が、日常業務の傍らで管理してこられて、専属のスタッフ(非常勤)が配置されるようになったのは、作品の著作権(遺族が保有し管理はJASRACへ委託)と資料の帰属(2007年に正式に大学へ寄贈されました)が明確になったあと、ここ5年のことです。

細々と問い合わせなどに応じながら資料の整理を続けて、ようやく、何がどういうものなのか、概要が見えてきたところでしょうか。

4/20の大栗裕没後30年記念演奏会「蘇る大阪」のときにも、ささやかな展示をさせていただきましたが(あの展示はザ・シンフォニーホール様&ケースを貸して下さった大阪フィル様の全面的なご協力のおかげ(大フィルは展示ケースを自前でもっていたのです、これも歴史の蓄積?創立60年の朝比奈隆展のときのものだそうです))、

大栗文庫の何をどのように見ていただけばいいのか、ということについても、少しずつ勉強しているところです。

あれこれツッコミどころ満載かとは思いますが、大阪音大やザ・カレッジオペラハウスへおいでの際にはお立ち寄りくださいませ。