今井晋のよくわかる解説

ゴミは溜まらないうちに整理しましょう。

http://twitter.com/shinimai/status/255583308283539457

↑この書き込みが何をやりたいかと言うと、来月、京都の西本願寺である日本音楽学会全国大会のシンポジウムのひとつにわたくし、白石知雄の名前があるのを見つけて、私が数年前に関西で日本音楽学会全国大会があったときの岡田暁生のシンポジウムに批判的だったのを思い出しながら、からかっているわけです。

他人のシンポジウムを散々批判した人間が、呼ばれたら、ホイホイ出てくるのかよw

という、インターネット上の匿名コミュニケーションで昔からある形式の揶揄ですね。

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あえて生真面目に説明すると、自分の任されたシンポジウムに「身内」(非会員)をまとめて呼ぶのは、誰かに何かの場へ招待されたときに、これ幸いと、一族郎党引き連れてそこへ乗り込み、みんなでタダ飯を食うようなもので、普通こういうのは、厚かましいと言われる。

一方、私は自分がシンポジウムを企画したわけでもないし、そもそも私も他のメンバーも会員です。タダ飯にありつこうとしているのではなく、いわば「割り勘」です。

そしてテーマに関しては、今回、西本願寺で学会をやるに当たって「音楽と宗教」についてのシンポジウムをいくつかやりたい、というのは大会主催者の意向であったと聞いています。企画を考えるなかで、西本願寺と縁があった大栗裕という作曲家がいる、ということを思い出す人がいて、白石が召還された、ということだと認識しています。

岡田暁生は、お呼ばれした会席の場に、一族郎党を連れてくるばかりか、「第一次大戦と音楽」、これが今最重要課題なのだ、みたいに、いわば、料理のメニューまで自分の好みを一同へ押しつけたわけですが、

今回のわたくしは、主催者=シェフの考えたメニューのなかの小皿に盛りつけられた食材のひとつに過ぎません。

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今井晋くんは、そういうことを全部すっ飛ばして、遺恨試合、とか、人間関係をプロレスのような枠組みに収めたいらしい。

そして、自分がプロレス好きだからそれを面白がる、というならまだしも、

  • あそこでプロレスめいたことが行われている(第1の決めつけ)
  • プロレス風にネタをまとめると俗受けするであろう(第2の決めつけ)
  • でもボクは、そんなことに興味はないもんね(勝利宣言)

というように、勝手に脳内でマッチメイクして、勝手に自分が勝者になっているわけで、このあたり、昔ながらの匿名ネットワーク・コミュニケーションの王道を行っているようです。

上でご説明させていただいたような事情は、おおよそ大会案内を見れば察しが付くことですから、そこがわからないとしたら、今井晋はバカである、ということになり、諸事情をわかったうえで匿名ネットワーク・コミュニケーションの流儀に話題を切り取っているのだとしたら、今井晋は悪人である、ということになりそうです。(東大生は、他大学の人間を見くだし、他人の足を引っ張ることしか考えない性格の悪い人種である、という格言がその先に見えてくる。)

今井晋はバカなのか、あるいは、今井晋は悪人なのか、私はどちらでもかまいませんので、お好きなほうをご本人でお選びいただければと思います(←ジョン・ケージ初来日から50年にちなんで、罵倒の言葉に罵倒される側の自由選択の余地を残すチャンス・オペレーションを導入してみた、開かれた罵倒(笑))。

以上です。なんか疲れたそうなので、何に疲れたのか知りませんが(←締めの挨拶への不確定性の導入?)、ご苦労様でした。

【お知らせ】(18:00追加)
この文章における今井晋は虚構のキャラクターであり、実在の今井晋(とは誰か)とは無関係です。

参照:http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20121212/#add