ひょっとして彼は、ネット上に書いてあることだけがすべてだと勘違いしてるんじゃないかしら。
リアルな人間関係は、リアルでこういうことをやって、ネットにはこれを書いて、ってなるからネット上では一部しか見えないに決まってるじゃん。
リアルで何が起きてるか知らないのに、どうして仲裁みたいなことができると思えるのか、わけわかんない。
キミだって、同居人さんとのノロケ話を書くことがあるけど、ネット上に出している話がキミと同居人さんとの関係性のすべて、じゃないでしょ。
ネット上に何かを書くだけじゃ、子どもできないし(笑)。
それと同じこと。
自分が知っていることがすべてだと思いこむなんて、マッチョ過ぎ。
目の前にいて、何も言わずに睨む、とか、睨みすらせず、ニコニコして、でも何も言わないし、相手には一切反応もしない、とか。すごーく恐いけど、そういうケンカはネットではできないでしょ、たとえば。
本文は本書の感想ではありませんし、本書との間に直接的・明示的な関連は一切ありませんので、念のため。いってみれば、本文は出来の悪い散文詩みたいなもんです。そして本書は、「是非お手にとってご自身でお読みくださいネ!」
- 作者: 小谷野敦
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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