これは「便乗」を参与観察する絶好の機会ではないか?

オリンピックはイスラム圏に行かなかったようですね。ぶっちゃけ東京でやったほうが儲かるのでしょう。

関係各方面は7年後に大きな行事をやることになって、これで一息ついた格好なのだと思いますが、7年後には日常的にテレビを見ない人が今よりさらに増えていると思うし、「国民的行事」になるのかどうか。

64年の東京五輪のときは、便乗して数年前から関西歌劇団が「歌のオリンピアーデ」というのを毎夏やったりしていました。(60年頃、東京・大阪ともにオペラ団体が深刻な経営難に陥った時期があって、その打開策のひとつだったと思われます。)オリンピックに「文化」が乗っかるやり方は、芸術競技以外にもあったみたいなんですよね。

(大栗裕がどういう風に動員されたか、全貌はまだわかっていないので、この機会に調べてみます。)

このあたり、広い意味で文化に「サブ領域」を設ける話だと思うので、ここから7年、「便乗の研究」を地道にやる、という手があるんじゃないか。観察拠点として、直接の当事者ではない西国は、最適なのかもしれません。

「いっちょかみ」は大阪人のお家芸ということでっ!

(予想では、企業統治が半世紀前より厳しい昨今、「いっちょかみ」を許さない傾向がはるかに強くなっていると思うんですよ。それがどういう形で現れるのか。そこにちょっと興味がある。デフレ時代の「セコイ」経営術がこの先も続くのか、風向きが多少変わるのか。)