贈る言葉(←誰に?)

「どうやら筋の悪いものに関わってしまっているらしく、疑心暗鬼が募る。大丈夫、あなたは間違っていない、と耳元で囁く声が聞こえてこないわけではないし、薦められた経典にもこれでいいのだと書いてある。道を踏み外すといかに恐ろしいことが起きるか、堕落したあの人この人についての噂も耳に入ってくるのだが、でも、なんともいえない不安が日に日に大きくなっていく。」

そんなボロボロな心理状態に陥ってしまったアナタの見識が海よりも深く、プライドが山よりも高いことは、当方も十分に承知しております。

大丈夫。心配御無用。学歴・業績だって、どこに出しても申し分ないものなのですから!

そして、

そんなアナタにお贈りしたいこの一言。古今東西の英雄・名将の皆様からご愛顧いただいており、その効果は歴史と伝統で保証されております。

「名誉ある撤退」

是非、ご利用をご検討いただきますよう、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

(見識とプライドを運用して生きるのって、傍目にも、本当に大変みたいですもんね。)

[直接関係はないけれど、先日某所へ行った折には、秋の人事異動があって、あの人いなくなっちゃったんだと知り、へええ、いわゆる「組織」というのは、こういう風に不具合を微調整するんだなあ、と人間の知恵の深さ、二枚腰三枚腰にちょっと感動したりした。こういうのが「マネジメント」なんだ、と少しだけオトナになった気分。適材適所、と言うのは簡単だけれども、人間が「材」と呼ばれてしまっているわけで、色々な思いがあるはずですから、複雑ですよねえ。]