余計なお世話をお断りするのが難しいこんな世の中じゃ……

ポイズン、みたいなことを思ってしまうのは、OS X Mervericksのカレンダーの通知機能が、どうもバグってるんじゃないかと思う挙動不審を繰り返して、対応に追われているからです。

(色々な機械を渡り歩いて15年分のデータを持ち歩いているせいで、データに想定外の何かが加わってしまっているっぽい。iCalendar形式のVALARM相当の部分をどう解釈するかで、機械が混乱しているような印象がある。

主要な演奏会の日程なども入れると、1年で400〜500件、 15年で1万件くらい項目があって(でもこれって普通ですよね)、Googleでは、ファイル(カレンダー)を事前に分割しないと、読み込みすらしてくれない……。

ネットで拾ったコンサート情報をiCalendar形式に整形したり、iCalのデータを書き出して年ごとに分割したりするのは、久しぶりにPerlのスクリプトを書いて、気分転換にいいですけれど……。

そしてすでにiCloudは、何度リセットしてデータを作り直しても回復しない状態で死んでしまった(笑)。軟弱である。Googleのほうが、カレンダー自体は堅牢みたいですね。iCalの頃から、Appleのスケジュール管理ソフトは、なんか詰めが甘いような気がする……。

個人に関するすべてのデータをコンピュータが自動で収集して、完全に監視する夢物語が人をおびえさせたりしますが、「全データ」って、仮に集めることができたとしても、ほぼ処理は不可能なんじゃないかなあ。こちらが本気ですべてを差しだそうとすると、先方から「取り込み中なので、またあとで」とお断りされそうなのが今の台所事情な気がする。概して「情報・サービス業」の実体は、モノの整理がおいつかなくてバックヤードはてんてこ舞い、どこも、そんなもんじゃないのだろうか?

過剰な期待・不安と、お気楽に大口叩くのと、どっちもやめといたほうがよさそう、かも。

自分がバイト先の冷蔵庫のなかにわざわざ入って記念写真を撮ったりすると問題になるけど、バックヤードはこんな感じだよ、そうなんだろうなあ、と想像できるのを含めての「リテラシー」ですよね。

ああ、裏がこういう構造だから、音が舞台へ漏れるのか、とか。)