学位のデノミ

日本国は、学位への不信の蔓延に対処するため、大学院重点化以後に授与された課程博士を修士に切り下げ、修士号を学士に切り下げて、学士号は単なる課程修了証明とする、ということでどうか。これで、オボちゃんの学位は剥奪せずとも消滅する。すべての大卒者が、この問題を「我がこと」として考えるようになり、八方丸く収まるはず。

(すべての論文をネット公開して、みんなで吟味したらいいじゃん、という、最初の頃に出ていた話をようやく大学教員当事者が認めはじめたので、次のアイデアを出してみた。真の知財立国、スーパーグローバル人材育成のために、いつかは通らなければならない「痛み」ということでっ!)

[これが実現したら、重点化後に博士論文を受理されて、「学位のない奴」を見下すキャラ設定になっている小谷野敦氏の学歴が、大学院重点化以前に修士号を得てそれっきりである多くの文系大学教員と同等扱いということになるので、溜飲が下がる人は多いのではないか(笑)。]