千人の交響曲をそれらしく見せている映像を探しているうちに、こういうのにたどり着いた。当時のニュース映画をNHKが何かの特集に組み入れて放送したんじゃないかと思いますが、1949年の日本初演ですね。
おそらく同じ放送素材と思われるローゼンストックの映像もあって、それを見ると、斉藤秀雄の「叩く」指揮法は、彼が独自に何かを勘違いしちゃったわけじゃなく、ちゃんとお手本があったんだとわかる。
(ニッポンの「演奏」は、自家発電で嘆かわしい状態になっとるわけではないのだよ。「持たざる国」はそこまで立派じゃない、という意味にもなるから、自家発電ではないことを否認しつづけたい人もいるのだろうが……。)
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千人の「千人らしさ」が出ている映像というと、やっぱり新しいシャイーのこれでしょうか。バーンスタインの映像ももっていますが、今みると、どうしても画面が「狭い」。シャイーは、いい加減でムラっ気なようでいながら、気がついたら色々いい仕事してますね。日本語の字幕がないのは残念ですが。
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そして朝比奈隆。「千人」の映像はなさそうですが、市販されている「復活」は、我らがABC朝日放送チームが撮っているので見応えがある。
実は「訳詞 山田一雄」だったりして、
そうだ 私は天国に舞い上がってみたいものだ!
という字幕でアルトが歌ったところで、浅川さんのオーボエに切り替わると、思わずぐっと来る。
男(たち)のロマン、ですなあ(笑)。