日頃から細々した書類を整理しておいて、スケジュール管理とか確定申告とか、そういうのが火事場の大騒ぎにならないようにしておくのは、個人営業のリスク管理、ものを整理しやすいように片付けたり、場所を確保したりするのは設備投資というやつですな。
利益率の向上につながるかどうかは知らんが、日日が快適ではある。
経済も、つきあってみれば、まんざら悪い奴ではないかもしれないぞ(笑)。
築20年の建物を改修したりするように、人間様も40、50になると改修せねばならぬところが出てきても不思議はなかろう。一般には、それが「子どもの成長」なるものに引っ張られる形でなされたりするのだろうが、そういう「家庭」を営んでおらぬ場合は、単体で改修せねばならん、と。
1930年生まれのブルデューが1979年に出した本の序文を久しぶりに読み直したら、最初のページに、いきなり「経済至上主義」からの脱却のために、なる文言が書き付けられていた。ピケ……に至るまで、アンチ・アメリカを臭わせておいたほうがフランスでは知識人として物が言いやすい、というのがずっとあるんだなあ、と思う。実はこれ、読者サービスの「撒き餌」以上ではないケースも、ままある、ような気がするのだが、日本語に訳すると、おフランス本国における以上に御利益が増すとも言われているよね。ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー
- 作者: ピエール・ブルデュー,石井洋二郎
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 1990/04/30
- メディア: 単行本
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