女性奏者の台頭?

東京音楽学校の最初の海外留学生は女性で、昭和の初めには少女ヴァイオリニスト・ブーム(諏訪根自子、巌本真理、辻久子)があって、今でも日本のオーケストラをみれば、どこのヴァイオリン・パートも女性が多いのだから、これは昨日今日の話ではない。

……と、少し事情を知っていれば、こういうのは「日本だけ」なのか、日本でこういうことが可能なのは音楽「しか」なかったということなのか、等々、話を整理するのはやっかいだと思うわけだが、

さて、そういう歴史を背負った上で、今、何をどう「ブーム」に仕立てるのだろうか?

(学校吹奏楽の部員に女子が多いのも、たぶん、昨日今日のことではないしなあ……。)