2014-06-01から1日間の記事一覧

眩しさの発見

ラヴェルやスクリャービンの音楽に先立って、ターナーは、太陽を直視する絵画表現の嚆矢とされるようだが、そのように光源を直視する眩しさの体験は、さらに遡って、おそらく、電気照明の出現なしにはあり得なかったのではなかろうか。蝋燭の炎やガス灯は、…

ト書きの役割の変遷

演出における設定の読み替え(の起源を探る)というような話を学問としてやるとしたら、ト書き(台本or総譜に記される文字列)が何を想定して書かれ、上演(再演・巡演)をどのように拘束したか、しなかったか、そのあり方がどのように変遷しているか、とやっ…

ごろつきと葉書職人

かつてはヒョーロンカは業界のごろつきとされたわけだが、ネットの匿名掲示板花盛りの時代を経て、今ではTwitterに、そう思われかねないことをしそうな人がいるご時世のようだ。その自覚がないところとかなんともややこしかったり、顔と名前を出さないところ…