関西フィル・いずみホールシリーズVol.2

ヘンデル、ハイドン、モーツァルトの古典派プロ。自然な呼吸、きれいな弓形のフレージング、余裕と奥行きのある響き。特に、「ジュピター」で、音の上昇と下降が、まったく別の出来事に聞こえるのに感動しました。指揮者の大山平一郎さんは、抽象的な言い方になりますが、おそらく、音空間の高さと奥行き、そして、「上」と「下」が意味をもつような重力を、極めてリアルに感じることのできる人なのだろうと思いました。