学会所属支部の「自由化」要求を作文してみる

以下、「中国化」概念はこう使え! 「一石」はどんどん投じろ! の一例として作文してみたのですが、いかがなものでございましょうか?

前から思っていた思考実験なのですが、学会の所属支部というのは、実際の居住地や勤務先研究機関の所在地とは別の支部に所属しておくと、結果的に両方の支部の情報・活動とつながりを保つことができて有利ですよね。

ほっといても「地元」の支部の人たちが近所のどこかで学会を開いてくれるし、遠くの所属支部の情報は行かなくてもジャンジャン入ってくるし。幅広い人脈をもつ先生ということで学生からは慕われるし。いいことづくめ!

「中国化」用語で言えば、「封建制」が残る地方へ「郡県制」のロジックで中央から派遣されてきた官吏はやりたい放題のパワーを発揮できてメチャクチャ有利!ということです。

この「利得」を一部の人だけが享受できるのはどうなのか? 「中国化」した社会を生きる庶民が利益に群がらない手はありますまい。

たとえば、関西在住の会員(たとえば私だ)が、関東の情報を得たいという動機で日本音楽学会関東支部への移籍を希望すると、受理されるのだろうか?

動機不純……んなもん、書類上の移籍理由なんとでも考えればいい、だってそれが「中国化」。

所属支部を「自由化」すると、ちゃんと運営している支部に人が集まって、そうじゃないところが過疎化するから、支部間に「競争原理」が働き、切磋琢磨する良いキッカケになる、とか言えるじゃん。

どうよ。