地元茨木のイオンシネマで「清洲会議」観ましたが……、
郊外ショッピングモールのシネコンは、本編直前までびっしりCMで、予告編をあれこれ眺めながら本編を待つ楽しみはなくなっちゃったのか、とショックを受ける。
オーケストラの演奏会で、楽員さんが揃って、チューニングを済ませて、指揮者が出てきて、指揮棒を構えたところで「本日のスポンサーは○○、××……」と大音量のアナウンスが入るようなものだよなあ、と思ってしまったのですが……、
でも、考えてみれば、こんな風にそれぞれの場の作法が固定していると考えるのは、感性の「老化現象」ではあるかもしれない。
とはいえ、高畑勲監督の「かぐや姫」の予告編はロング・バージョン、ショート・バージョンと2回流れて、走る走る走る走る、どこまでも走るお姫様は、かなり凄そうだなあ、と思う。
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で、実は前の晩に、見始めたら止まらなくなって「20世紀少年」の映画を3本全部観てしまったのですが、
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小学校の頃に大阪で万博があったということは、わたくしよりも何歳か年上ということになるらしいお兄さん、お姉さんが「ちきゅうをすくう」本筋もさることながら、
台詞に出てくる「ロック・ミュージシャンは27歳で死ぬ」というのが気になりまして、あとで調べたら「27クラブ」という言葉まであるのだと知る。
27クラブ(英: The 27 Club、トゥエンティセブンクラブ、にじゅうななクラブ)は、27歳で他界したロックやブルースの音楽家達のことである。しばしば、クラブ27やフォーエバー27クラブとも呼ばれる。
元々は、27歳で他界したブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、カート・コバーンの著名なロック・ミュージシャン5人を指していた。
27クラブ - Wikipedia
……ということは、1973/74年生まれの方は、「27歳で死ぬ」説を当てはめると21世紀まで生きられない、2000年が「最後の年」だったんだなあ、と気がつきまして、ちょっと混乱しております。これは、ロック界隈では周知の有名な話で、1973/74年生まれの方は、「オレたちが本物のロック人間なのか、2000年に最後の審判が下る」と自覚して前半生を生きていらっしゃったりしたのでしょうか? それはキツい。よくぞ生き延びてアラフォーになってくれました、と抱きしめてあげたい(←嘘だけど半分くらい本気)。
そんなロスジェネ世代とその親の団塊や全共闘の世代を背景に押しやって、テレビっ子世代とその子供世代が活躍する話をゼロ年代に作ったところが、良くも悪くもポイントなんでしょうね。ポピュラー・カルチャーの世代間闘争はややこしくて、「20世紀」争奪戦は、かつての大所帯だった頃の自民党の派閥争いを見るかのようでもある。
社会学優位で、国内志向で、人間関係とコミュニケーションの問題ばかり扱っている若手論壇の傾向に、この書籍で大きな刺激を与えたい。
東浩紀@編集者募集中 on Twitter: "ただひとつ、昨日話したことだけど、福島復興云々とは別に、この書籍の出版で「ゼロ年代の思想」を終わらせるつもりだというのはっこう本気。社会学優位で、国内志向で、人間関係とコミュニケーションの問題ばかり扱っている若手論壇の傾向に、この書籍で大きな刺激を与えたい。"