「私は何も西洋人になりたいわけじゃない。でも、もし生まれ変われるものなら、吉田秀和みたいに素敵な可愛い発音で外国語が上手にしゃべれる人間になりたい。
ベンジャミン・ブリトゥン
とか。ブリにもトゥンにも、uの母音は入らないのに、どうして日本語はそのように書けないのだろう。ああ、もどかしい。」
その夢はどこかしら宮沢賢治っぽい。マイルド・ヤンキーと対になりそうな、晴れ、ときどきホモソーシャル。
そしてそんなことを美しく夢見ていると、「オレはそんなこと考えたこともないね」とうそぶく鬼が出るんだよね。
野次というものは、ふと、そんな昭和の田園風景を連想させる。木下恵介の映画ってそんな感じだな。
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