放送日のお知らせ(よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代〜大阪発・60年ぶりの復活演奏〜)&神戸女学院の小倉末子関連情報

8月に「よみがえる関西のオーケストラ作品」として公開収録されたNHKの番組(http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20100806/p1)の放送日が決まったそうです。

番組の正式タイトルは

「よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代〜大阪発・60年ぶりの復活演奏〜」

となったそうです。放送日時は、

  • 2010年10月23日(土)13:50〜14:59、総合TV(ダイジェスト版・関西地区のみ)
  • 2010年11月 3日(水)15:30〜17:40、BS2(全曲版・全国放送)

ダイジェスト版には「夫婦善哉」が入っていないとのことなので、是非完全版を。完全版は、BS2全国放送だそうです。(しかしそれにしても、大栗裕が全国に電波で流れる日が来るとは……。)

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なお、どういう偶然なのか、先の公開収録があった8/4に、実はNHK「歴史ヒストリア」という番組で、神戸女学院出身のピアニスト、小倉末子が紹介されていたそうですね。

その後ドイツへ留学して、シカゴでの音大教授を経て、東京音楽学校の戦前の花形教授だった人。

残念ながら録音が残っていないようで、昭和19年に急死したこともあり長らく忘れられていたようですが、神戸女学院の津上先生が資料を発掘。大学で演奏会と資料展示があるそうです。

http://www.kobe-c.ac.jp/kikaku/

原智恵子の場合は、戦後の一時期神戸女学院で教えていたという形でしたが、

小倉末子は神戸で育ち、神戸女学院では、ちょうどその頃赴任した宣教師デフォレスト女史(彼女はのちに学長としても功績を残し、彼女を称えて学内に「デフォレスト館」という名の校舎があります、学務事務カウンターがあったりしてみんなが日常的に使う建物)に学んでおり、神戸と神戸女学院が育てた洋楽の先駆者という風に、はっきり言える存在であるようです。

神戸女学院的には、とても大切な事実であるような気がします。

わたくしが大栗裕ゆかりの大阪音大と、こちら神戸女学院の両方に出入りさせていただけているのはまったくの偶然に過ぎませんが(他にもそういう先生はいらっしゃいますし)、不思議なご縁ではありますね。