- http://www.nikkei.com/article/DGXZZO70875170Y4A500C1000004/
- http://www.nikkei.com/article/DGXBZO71055780S4A510C1000000/
- http://www.nikkei.com/article/DGXBZO71119810T10C14A5000000/
これを読んで、「理系の世界は文系とは違うなあと思いました」は、もし学生がそんな感想でレポートをまとめたら「可」と「不可」の境界線上だろうと思うな。
国立民族学博物館とか、日本文化研究センターとかの「研究会」に参加することで箔が付く、とか、そういう名声のロンダリングを「文系」も普通にやってますやん。で、その博物館や研究センターの成り立ちや事業規模は問わないっすか? 金額換算したときの桁が違っていれば、切り捨てで不問、っすか?
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/03/05
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (39件) を見る
名古屋大は、工学系学部が2つもあるのに宇宙物理のない阪大とは気風が違うのかなあ、と思った。
文系と理系、という疑似問題を温存するか、その先へ突き抜けるか、あなたはどうする?という問いを立てると、これもまた、さっきの件とどこかでつながりそうな気がしてくる。
名古屋大の宇宙物理出身でチェロを弾いていた人がベートーヴェンやワグネルを偏愛する、というのは、「理系は文系と違うなあ……」な人と位相が反転したところにいるのかもしれないが、これもまた「実在」である。ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全作品解説 (叢書ビブリオムジカ)
- 作者: 横原千史
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2013/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
両方が存在してしまっているそんな世の中じゃ、ポイズン……なのか? 並び立っちゃうことで人が右往左往するのは、むしろ、ありそでなさそでやっぱりあることが確かにあるんだなあ、って感じで、結構面白いことになってるじゃないか、と私は思う。