STAP事件ではネットに出ていた画像が人々の心を動かしたそうなので、公開しておく。
『ミュージック・アンド・バレエ』1956年5月10日号1面(最終号、次号で『関西芸術』に改称) 記事2段目5〜6行目に「大栗裕氏作曲、大阪俗謡による幻想曲」
(資料オリジナルはいずれも大阪音楽大学音楽博物館所蔵。戸田くんは、私からの問い合わせに「大栗文庫にアクセスできない部外者は、資料が見れないですよ」などと言い訳していたが、そんなことはない。前から言っているように、私の俗謡についての論文は、自筆譜を大栗文庫で見せてもらった以外はすべて他の機関が所蔵する資料を使って書いています。満足な調査ができていないとしたら、それはあなた自身の技量の問題です。)
これでもまだ、「大阪俗謡による幻想曲」への改題は1970年だと言い張りますか。STAP細胞はありますか?
朝比奈隆のオペラの時代―武智鉄二、茂山千之丞、三谷礼二と伴に
- 作者: 押尾愛子
- 出版社/メーカー: 図書新聞
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
押尾さんの本は、音楽博物館に通って、ここに画像で紹介したような資料をひとつずつ読んで書かれています。年史を要約したコラムを元手に売り出そうというのとは覚悟と心構えが全く違います。見習うべし。