今日教えてもらったのだが、貴志康一の網島の生家は現存しないけれど、父奈良二郎の作った茶室が残っていて、これが現在は大阪市から隣接する太閤園に所有者が移り、「桜苑」という結婚式場を使うと見ることができるらしい。
（旧貴志家の茶室の土地を大阪市が太閤園に売却したのが橋下市長時代になってからなのか、それ以前から話が出来ていたのかは不明だが。）
で、太閤園といえば、まあ普通に色々な祝宴が開かれる場所ではありますが、1963年5月22日に朝比奈隆が音楽生活30年記念パーティをここで開いた記録がある。芦屋の甲南高校に講堂ができて、貴志康一記念室が開設されるのは1978年でまだ先のことだけれど、旧貴志家のお隣でそういう会をやったのは、ちょっと面白い話だな、と思う。
（そしてこの朝比奈隆音楽生活30年パーティは、大阪府警察音楽隊が出演したらしく、他には誰がどういう音楽の出し物をやったのか、というのが実は一番知りたいところなのだけれど、なかなか情報が見つからない。）
