この話だけど、
http://togech.jp/2013/09/12/3445
でも、その苦しみの解決を自分でなく他人に任せようとすると、「幸せな人は幸せそうにしているだけで不幸な私を傷つけるので一生黙っててください」というようなクレームをしらみ潰しに繰り返すしかなくなるのよ。
という人がいるとしたらそれは哀しいことではあるけれど、
実情に相反してバーチャルな自分の分身がどんどん幸せになっていくので笑えますよ。先輩もどうですか?
の「実情に反して」というところも同じくらい哀しいよね。そんなこと言われても、引きつった作り笑いしか返せない。
ネガとポジで、どっちの立場も、ネットが「麻薬」化して、中毒症状を起こしていることには変わりがない。
で、しかしながらどっちにしても、「実情に反して」シアワセを育てている人と、それに対するアンチに引き籠もる人って、ネット上では発言数が多くて目立つから多数派に見えるけど、実数はたぶんそれほどではないと思うよ。(ネットには「深い闇」がある、と全体像がわからないものへの不安が生み出す錯覚・マボロシの一種と思う。)
「実情に反する」ことなく自分をアピールする/できる人はいるし、引き籠もった自分を棚に上げることなく、おかしいことはおかしい、と言う/言える人もいる。
さしあたり、ネットだろうがリアルだろうが、「実情に反した」話は要らないです、私は。
そういうのはよそでやってくれたらいい。
まして、音楽をその種の「リアルじゃない私」に絡めるとか、そういう安直な演出はまっぴら御免被りたい。
人は「実情」をどのようにプレゼンすることができるか。色々めんどくさく、その分、色々と興味深いこともあるわけだが、「中毒」から醒めた地点へ出てこない人とは、その件に関してまともな話ができない。
「中毒」の治療は、悪いが、事前にめいめいでやってくれ。
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しかし、学問的に見たときの彼ら[80年代の新自由主義、レーガン、サッチャー、中曽根]の最大の欠点は、その歴史認識の平板さ、社会の複雑さへの鈍感さだった。[……]実際のところそれは、マルクス主義以上の単純な進歩史観なのだ。個別の論点では確かに傾聴に値するものをたくさん含んではいるが、「自由な市場は善、その足を引っ張るならば国家も伝統も共同体もすべて悪」ではちょっと単純すぎる。(157頁)
- 作者: 稲葉振一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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ここまで読んだ。ゼロ年代小泉改革までたどりつくのはまだ先。「今」はさらに先。
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安全保障に関して最も秘匿する必要がある最大の秘密は「統治者がバカだ」ということです。
内田樹 on Twitter: "秘密保護法が上程されそうな気配です。ブレジネフ時代の小咄にありましたね。「ブレジネフはバカだ」と言った市民が秘密警察に逮捕されました。「国家機密を漏らした罪」。安全保障に関して最も秘匿する必要がある最大の秘密は「統治者がバカだ」ということです。"
たしかに。情報統制ってそういうことだよね。国家にかぎらず……。バカならバカと認めた方が楽になれるのに。
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というわけで、作家にとって極めて重要なのは、才能より運よりお金より「悪魔」と出会えるかどうかだと常々思っていたのだが・・・なるほど。氏はその「悪魔」に出会えたのだ。
続・M氏の引退: 隠響堂日記
悪魔にも、極悪からチョイワルまで、大小軽重色々あって、どれが来ても大丈夫な「大物」でない場合は、どの悪魔の手を組むか、チョイスが明暗を分けたりする……のでしょうか、創作者じゃないから、わからないけど。
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有藤様のコメント(この人は昔から女子アナ風の「作り声」でしゃべらない人だったんでしたっけ)が聴きたくてつきあう朝の15分。
ウィークデイの連日という形式で、月曜にじわっと動き出して、毎回ポイントを用意しつつ、金曜日にドンと決め球が来て三振、みたいなリズムがあるみたいですね。対象視聴者が多様だから、決めのポイントも何段構えかになってる感じで……。終わり際からの途中参加もいいところな人間が勝手なことを言って申し訳ないが。
(半年で大きく作りつつ途中参加オッケーな形式として、この枠は熟し切ってるわけですねえ。使いこなせる作家は、それをちゃんと使ってくれる、と。)