「うちの娘をお前なんかに……」

昭和のドラマには、腕組みしてそんなことを言うガンコな父親が出てきたじゃないですか。今の結婚事情はどうなっているのでしょうか?

……というようなことを、ジャパノロジストによる現代日本文化論を読みながら思ってしまった。

こちらが相手をしっかり選ばせてもらいます、という態度を取れる点では、やっぱり、いわゆるハイ・アート業界のほうが明治以来の蓄積がある分、一日の長があるかも。「愛国者」の皆さんには、国の中に人を入れるか入れないか、ということより、何をどこにどう出すか、のところを気にしていただいたほうがいいような……。もちろん、気に入らないのを叩くのでなく、いいぞ、もっとやれ、というのを発見したら応援していただくのも込みで。