不安マーケティング

先の増税の影響で景気が好転しない状況が続いている、という市場分析を、「そんなときにはこうすべき!」の売り込みに利用したい人がいるらしい。

が、私の見る限り、なるほど派手に宣伝する割には入りの良くないコンサートというのがあり、そういうのは、期待・予測との落差で強い印象が残るけれど、普通にお客さんが詰めかけているコンサートもある。総数としての観客動員数の変動はあるだろうが、それはそれとして、自分のやっている興行の入り/不入りの原因と対策は自前で判断するしかないのが経営というものだろうなあ、と、他人事だが想像する今日この頃である。

景気が良かろうが悪かろうが、淘汰されるものは淘汰されるし、生き残るものは生き残る。

もし、なんとか指数みたいなものに合わせてすべての経営体が一斉に儲かったり、一斉につぶれたりするようでは、計画経済であって自由市場ではないもんね。みんな事情はバラバラになっていないとおかしい。