2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今日と明後日のザ・カレッジオペラハウスの公演については立場上コメントできないのですが(芸術祭の審査員なので)、1969年にブリテンが指揮してピアーズが歌っているBBCのテレビ番組の映像も残っているんですよね。 Peter Grimes [DVD] [Import]出版社/メ…
本当の経済の話をしよう (ちくま新書)作者: 若田部昌澄,栗原裕一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/08メディア: 新書 クリック: 26回この商品を含むブログ (40件) を見る 文壇やお相撲のギルドっぽい感じは、経済学の言葉では「暗黙の共謀 tacit coll…
神尾真由子のリサイタル、招待されてる評論家はちゃんと聴きに行ったのか。油断してると、結婚して人間的に成長した、という主催者側の作った物語「だけ」が一人歩きするぞ。(その物語が正しいとか間違ってる、とか、そういう話じゃなく、特定の立場の人の…
学校というゆりかごからストレートにひとつの会社に入って、ずっとそこで暮らす人を「社会人」と呼ぶのは、もしかすると、変なのではないだろうか? だってその人は、「社会」を知らないわけでしょ。問題は、場や組織から身を引きはがしたところに「私」を立…
[後半に、吹奏楽ワールドに大栗裕が導入されるプロセスの概略を付記。10/11 『バンドジャーナル』リニューアルの年を間違って1979年としていたのを1977年に訂正。関連する記述もあわせて修正しました。]私がとりあえず見たのは1970年代以後ですが、それだけ…
なぜかと言えば、確かに余剰労働の搾取があろうと、この場合両者の取引関係は自由な合意に基づくものである。つまり労働者が資本家と取引し、自分の労働を売り渡すのは、そうすることがそうしないことよりも望ましいから、たとえば資本家と取引せず自力で何…
邦楽に関心をもつのは結構なことだと思うけれど、モーツァルトが「シンプル」というのはどういう聴き方なのか、と首を捻る。
1970年代から80年代の『バンドジャーナル』の巻頭には若手作曲家へのインタビューが毎号出ていて、20代でパリへ行く前の小鍛冶邦隆さん(1977年3月藝大作曲科卒)の姿を見ることができたりする。80年代になると田中カレンさんなんかも登場する。
昨日の続き、放送番組編です。 放送音楽凡例 放送音楽は番組名を示し、放送日時と曜日が判明している場合、()内に書き添え、放送日が判明していない場合は、自筆譜に記載された録音日を[]内に書き添えた。 シリーズ名、タイトル、放送日時は各放送局の社史、…
現在までに私が存在を確認することのできた全作品をジャンル別にリストアップしてみました。吹奏楽の新譜が出たところでもあり、大栗裕に関心をお持ちの方の参考にしていただければと思います。改めて並べてみると、バレエ、創作日本舞踊など、舞台作品を結…
小心な「えっへん」に天罰が下りますように。
雑感もろもろを手短に。
18世紀以前の描写音楽や19世紀のオペラと標題音楽、世紀末の巨大な世界観音楽、そしてプッチーニ「ボエーム」第2幕のパリやドビュッシーの「祭り」、「ペトルーシュカ」のペテルブルク、ヴォーン・ウィリアムズの「ロンドン交響曲」など諸々の「都市の音楽…
「金の魚の話」という曲の楽譜が大阪で見つかり、再演された2010年8月のNHK大阪の番組に出た三善晃が、ひどく老いていたのに衝撃を受けたのを覚えているが(http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20101103/p1)、訃報に対する感慨は特にない。
「リベラル」は世間であまり人気のない少数派なのだそうですが、そこで言われる「リベラル」は、「したいときにする自由」と「したくないときにしない自由」というミニマル・最小限のセットを保証してくれたら、とりあえずそれでいいから、な立場のことなの…
構造主義や記号論やポスト構造主義のスターたちの名前や発想(含むニューミュージコロジー)が最近の新刊音楽書を飾っているけれど……、音楽をめぐって新しいビジネス・モデルや攻めの営業であるかのような装いで登場する仕掛けのほうは、
本棚を購入して、床に山積みの本を少しずつ整理している。
発表されたセンチュリーの来年度のスケジュールを見ながら、そう思った。